FELUCEのこだわり

こんにちは、フェルーチェの橋田です。

今日はフェルーチェのこだわりについてご紹介させて頂きます。

パーマについてのお話です。

フェルーチェではダメージレスな施術を心がけております。

◆まずはパーマの施術の行程

①前処理トリートメント

②ワインディング(髪にロッドを巻く)

③1剤塗布

④中間水洗(ロッドを巻いたままシャンプー台で水洗)

⑤中間トリートメント

⑥2剤塗布

⑦ロッドアウト・水洗

⑧後処理トリートメント

①説明

パーマ施術前に前処理トリートメントを塗布。 ※1

ダメージ度合や、髪質に応じてトリートメントを使い分けます。

1剤による髪の負担を減らします。

②説明

ワインディングは、できるだけテンション(力)をかけずに巻きます。 ※2

髪の毛の結合に水素結合というものがあります。

水素結合は水に濡らすと解けてしまう結合です。

乾かすとまた再結合します。

これをウマく利用したものがブローですね。

濡れた髪を引っ張るとビヨ~ンと伸びる経験をしたことがあると思います。

濡れた髪は乾いた髪と比べて、健康毛の状態で約1.5倍、ダメージ毛だと2倍以上伸びます。

なので、テンションをかけて巻くと、髪の毛がしっかりと伸びた状態でパーマがかかります。

パーマは物理的な力でかけるものではなく、化学的な力でかけるものです。

テンションをかけて巻くとしっかりとパーマがかかりますが、その分ダメージも大きいです。

薬剤の力で無理なくカールをだします。

③説明

パーマのお薬をつけます。

髪の結合を解いて、カールをつけていきます。

ダメージ度合いや、求めるスタイルに質感に合わせてパーマ剤を使い分けます。 ※3

④説明

1剤をしっかり洗い流します。

お店によってはセット面(お席)で酸リンス(中和剤)をつけて、すぐに2剤をつけて終わりだったり、そのまま2剤をつけて終わり、というお店もあります。

これはあまりお勧めしません。 ※4

1剤には、主にアルカリ剤と還元剤という成分が入っています。

酸リンスではアルカリ剤は中和できますが、還元剤は中和できません。

そしてセット面でつける酸リンスの量では、還元剤を流しきることは難しいと思われます。

ロッドアウトしてシャンプー台で流すまで、還元剤が髪の内部に残ったままになる可能性が高いです。

そうなると、2剤塗布して放置タイム中も少しずつですが還元剤による反応が続きます。

パーマではそういう少しづつが、ダメージや手触りにつながってきます。

なのでシャンプー台でしっかりと洗い流します。

時間にして2~3分ぐらいです。

⑤説明

2剤塗布前の中間トリートメントです。

まずバッファー剤を塗布。

中間水洗でも流しきれない少量のアルカリの中和と、髪のph(アルカリ性とか酸性とか)を整えます。

髪の毛はもともと弱酸性ですが、1剤のアルカリ剤によってアルカリ性に傾いてしまいます。

2剤は酸性なので、2剤でも酸性にもどしていきますが、その前にバッファー剤で手助けをします。

そしてトリートメント塗布。

前処理トリートメントは1剤による負担を減らすもの。

中間トリートメントは髪の栄養です。

しかっりと栄養補給をして中に閉じ込めていきます。

⑥説明

1剤で解かれた結合を2剤の薬剤の力によって、酸化させ再結合していきます。

2剤の力でカールが定着します。

⑦説明

ロッドを外して、シャンプー台でお流しです。

流す前にしっかり揉みこんで、カールを定着させていきます。

薬剤が髪の毛の内部に残らないようにしっかり流します。

⑧説明

後処理トリートメントです。

主に質感の調整と栄養補給です。

※注意

※1

前処理トリートメントは状態によってはつけない場合があります。

1、健康毛の場合

前処理トリートメントは減力剤になるので、ダメージのない髪には必要がないからです。

2、1剤のお薬がかなり弱い場合

化粧品登録などの、かなり弱い1剤だと必要ないからです。

1、2共に前処理トリートメント以外のトリートメントは必要です。

※2

ワインディングでもテンションをかけて施術する場合もあります。

特殊なハードパーマなどです。

※3

化粧品登録のパーマ剤を使用したメニュー、たとえば「コスメパーマ」など、通常のパーマメニューより高価なお店もありますが、フェルーチェでは同じ価格にてご提供させて頂いてます。

※4

パーマ剤も多種多様なので、流さないタイプのものもありますので、流さないのが全て良くないものではありません。

こういうトリートメントにプラス、以前紹介しましたプレゴのモルビドスチームを組み合わせて、トリートメントの浸透を良くしたり、パーマの1剤を弱い薬剤で浸透させることによって、ダメージレスな髪を実現できるように努力してます。

このトリートメントなどは全てパーマ料金に含まれています。

フェルーチェのパーマ料金は決して安くはないと思います。

ただし、きっちりとトリートメント施術をさせて頂き、より良いもの自信をもってご提供させて頂いて、お値段以上の価値を実感して頂けるように努力していきます。

ダメージがないとスタイリングがしやすくなります。

ダメージがないと、「ダメージが気になるからパーマをしたいけど、しない。」ということがなくなります。

一回一回のダメージがないと、お客様の願望を叶えやすくなります。

もちろん最大限努力はさせて頂いていますが、このトリートメントだけでは、ケアーとしては不十分です。

可能であれば、お店のシステムトリートメント(ルーチェトリートメント、アトリエトリートメントなど)を同時施術していただき、お家でもホームケアーをしっかりとして頂ければ、より素敵なヘアスタイル、より素敵な髪を、ご提供できると思います。

各美容院の施術とは違うこともあると思います。

なぜかというと、毛髪理論、パーマ理論などは、各メーカーさんによって様々です。

毛髪に関しては、まだまだ解明されていないことが多いのが現状です。

なので、この施術も講習等で学んだことと、練習や実践にて学んだ経験で、1番いいと思うことをさせて頂いてます。

フェルーチェでは、こういう理論・考えをもってパーマ施術をさせて頂いてます。 お客様と二人三脚でお客様の幸せをお手伝いできましたら、幸いです。

 

カテゴリー: ケミカル, 新着情報, 橋田 パーマリンク

コメントは停止中です。